妊娠検査薬でフライング検査をしない方がよい3つの理由
今では妊娠したかなと感じると病院に行くよりも先に妊娠検査薬で調べる人が多いですよね。
赤ちゃんを心待ちにしていると、検査可能期間である生理一週間後まで待てずにフライング検査をしてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし、フライング検査をすると知らなくて良かった事実まで知る事になったり、結果に振り回されてしまう事が度々あります。
今回は、妊娠検査薬でのフライング検査をおすすめしない3つの理由についてお伝えいたします。
フライングで妊娠検査薬を使うと結果に振り回される事もある?!
1. 数日で結果が変わる事もある
妊娠検査薬では、受精卵が着床してから分泌されるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)の量に反応する事で、妊娠したかどうかを判定します。
一般的に手に入る妊娠検査薬は、hCGの尿中濃度が50mlU/mlに達してから判定可能となります。
hCGは着床してから徐々に分泌されるようになり、個人差がありますが尿中に現れてくるまで数日を要します。
そのため、フライングで検査をして陰性であっても、翌日には陽性に変わる事があります。
あまりに早くフライング検査をすると本当は妊娠しているのに、陰性判定が出て無駄に落ち込んでしまう事になるのです。
2. 陽性が出ても化学流産するケースもある
そして、気持ちの整理がむずかしいのが、化学流産してしまうケースです。
早期妊娠検査薬を使って早めに検査をすると、本来なら知るはずのなかった流産の事実を知る事になってしまうケースがあります。
早期妊娠検査薬では、hCGの尿中濃度が25mlU/mlに達した段階で妊娠判定を行う事ができます。
しかし、hCGの濃度が低いという事は受精卵は着床したてでまだ不安定な状態にあるという事です。
上手く着床できずに、妊娠判定後に流れてしまう事もあるのです。
化学流産は遺伝子など胎児側に問題があり、決して珍しい事ではありません。
そのため、他の流産とは違い、妊娠が不成立だったと考えられ、流産としてはカウントされません。
フライング検査は抱えなくてよい悲しみを抱える原因にもなるのです。
3. 正常妊娠ではない可能性もある
妊娠検査薬で陽性が出ても、正常妊娠ではない可能性もあります。
受精卵が卵管や卵巣などに着床する子宮外妊娠や胎盤を形成する組織が異常増殖してしまう胞状奇胎などでも妊娠検査薬では陽性反応が出ます。
これらの異常妊娠は妊娠を継続できない上、母体にも危険が及ぶので、早期に処置を行う必要があります。
通常の期間で妊娠判定しても正常妊娠でない可能性はありますが、フライング検査で早々に妊娠の事実を知ると、期待が高まった分、落胆も大きくなります。
早く知るという事は、トラブルがあった際に悲しみも大きくなるという事なのです。
いかがでしたか?
妊娠検査薬でフライング検査ばかりして気持ちを振り回されてしまうと、妊活にも支障が出てきてしまいます。
どうしても生理予定日から一週間後まで待てないという方は、今回お伝えしたケースもある事を念頭に検査を行うようにしてくださいね。
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