妊娠しやすい体を作るために運動が有効である3つの理由
妊娠しやすい体を作るには積極的に運動をしよう!
結婚して子供がほしいと思った時に、すぐに子供が出来るとは限りません。
実際に多くの方が、なかなか子供に恵まれず不妊クリニックの門を叩いています。けれど、不妊治療まではまだ足を踏み出せないという方も多いでしょう。
そんな方にまず始めてほしいのが、妊娠しやすい体作りの一環としての運動です。今回はなぜ運動が妊娠しやすさに効果的なのか、その理由をお伝えいたします。
1. 血流を改善できる
妊娠しやすい体作りでまず重要となるのが、血流の改善です。
血液は臓器が正常に機能するために必要な酸素と栄養を届ける役割があり、血流が滞ると臓器は機能低下を引き起こします。
そのため、血液は生命維持に重要な臓器に優先的に流れるようになっており、生殖器官である卵巣や子宮はどうしても血流が悪くなってしまうのです。
特に体の冷えを感じている方は、子宮や卵巣が冷え、機能が低下している可能性が高いと言えます。
血流を改善するためには、体温をあげて、全身の代謝活動を円滑にする事が必要です。そこで有効となるのが、有酸素運動やストレッチなのです。
適度な運動を行う事で、全身の循環が良くなり、卵巣や子宮の機能が回復するのですよ。
2. ホルモンのバランスを整える事ができる
ストレスは妊娠したい方にとって天敵となります。
妊娠しやすい体を作るためには、卵胞ホルモンや黄体ホルモンが適切な時期に適切な量分泌されるようにバランスを整える事が重要となります。
これらの女性ホルモンは、脳の視床下部、脳下垂体、卵巣という順番で指令が届けられて分泌が調整されています。
実は、脳の視床下部や脳下垂体はストレスに弱く、継続して強いストレスを感じると上手く指令が出せなくなり、女性ホルモンの分泌が乱れてしまうのです。
ウォーキングなどの適度な運動は、リラックス効果があり、ストレスによって乱れたホルモンバランスを正常に整えてくれるのですよ。
3. 男性不妊も改善できる
妊娠しやすくするためには、女性だけではなくパートナーである男性の体作りも大切です。
不妊は女性だけに問題がある訳ではありません。実際に不妊の原因の約半数が男性にあるというデータも出ています。
今や妊活はパートナーと二人で行っていくものなのです。
適度な運動は女性ホルモンを整えるだけではなく、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌を増やす効果もあります。
テストステロンは生殖機能や精子の質や量に大きな影響を与えます。
二人でウォーキングなどに取り組む事は、妊娠しやすさに大きなプラスとなるのですよ。
いかがでしたか?
妊娠しやすい体を作るためには、「血流の改善」「ストレスの発散」「ホルモンバランスの正常化」がポイントとなるのですが、運動はこの全てを一気に解決してくれる効果があるのです。
運動嫌いな方は、ストレッチやヨガ、散歩でも十分に効果を得る事ができます。ぜひパートナーと一緒に運動に取り組んでみてくださいね。